造園施工管理技士

資格概要

• 資格区分　国家資格（国土交通大臣）
• 根拠法令　【建設業法】（昭和24年法律第100号）
  　　　　　【建設業法施行令】（昭和31年政令第273号）
  　　　　　【建設業法施行規則】（昭和47年建設省令第16号）
• 所管官庁　国土交通省（土地・建設産業局 建設業課 技術検定係）
  　　　　　国土交通省が技術検定の実施・制度設計を行い、試験の実施は以下の機関に委託
• 試験実施団体　一般財団法人 全国建設研修センター（JCTC）
• 資格制定　昭和59年（1984年）

造園施工管理技士とは

　造園施工管理技術検定制度は、建設業法第27条第1項に基づき国土交通大臣が実施する国家試験です。
1・2の級があり、それぞれ、第一次検定、第二次検定と単独の試験となります。

この技術検定合格者については建設業法で定められた専任技術者（建設業許可）、主任技術者・監理技術者（現場常駐）としての要件に定められた資格が付与されております。

造園施工管理技士を取るべき人

　造園施工管理技士の資格は、以下のような人に特におすすめです

1. 公共事業や都市緑化に携わりたい人
   • 公園や道路の緑化、環境改善に関わる仕事に興味がある方には、資格を持つことで活躍の場が広がります。
2. 設備工事の現場で働く人
3. キャリアアップを目指す人:
   • 資格を取得することで、昇進や給与アップの機会が増えます。
   • 専門知識とスキルを証明することで、信頼性が高まります。
4. 独立を考えている人:
   • 自分で造園業を始める際に、資格があると信頼性が向上します。
   • 建設業許可を取得の際、施工管理技士を取得していると経験として認められ、書類の簡略化が図れます。
5. 建設業界での多様な役割を目指す人:

許可制度

　建設工事に関する請負契約の適正な締結、履行を確保するためには、許可を受けようとする建設業に係る建設工事についての専門的知識が必要になります。
見積、入札、請負契約締結等の建設業に関する営業は各営業所で行われることから、営業所ごとに許可を受けようとする建設業に関して、一定の資格または経験を有した者（営業所専任技術者）を設置することが必要です。この営業所専任技術者は、許可を受けようとする建設業が一般建設業であるか特定建設業であるか、また建設業の種類により、それぞれ必要な資格等が異なりますが、常時その営業所に勤務していることが必要です。　　 　

技術者区分	監理技術者	主任技術者
	1級	2級
造園	◎	○

対応工事種目

造園施工管理技士が対応できる工事種目は多岐にわたります

1. 植栽工事：樹木や草花の植栽
2. 地被工事：芝生やグラウンドカバーの施工
3. 景石工事：庭園や公園に設置する石の配置
4. 地ごしらえ工事：土地の整備や造成
5. 公園設備工事：ベンチや遊具などの設置

造園施工管理技士は、公園や庭園、街路樹、壁面・屋上緑化など、緑化に関わる工事全般の施工管理を担当します。

造園施工管理に関する実務経験として認められる工事種別・工事内容