第二次検定 出題範囲
建設業法施行令において「管工事施工管理技術検定」の対象となる技術は、「管工事の実施に当たり、その施工計画及び施工図の作成並びに当該工事の工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理を適確に行うために必要な技術」です。
あわせて、検定問題の作題にあたっては、施工技術検定規則で検定科目及び検定基準が定められており、この基準に合致した、近年の社会状況、技術動向等を順次反映した検定問題となっています。
・ 第二次検定は、筆記試験です。
・解答は、マークシート方式です。
・施工技術検定規則に定める検定科目及び検定基準、これに対応する解答形式は次のとおりです。
検定科目 | 検定基準 | 知識・能力の別 | 解答形式 |
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施工管理法 | 1 監理技術者として、管工事の施工の管理を適確に行うために必要な知識を有すること。 | 知識 | 五肢択一 |
2 監理技術者として、設計図書で要求される設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、設備の施工図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に行うことができる応用能力を有すること。 | 能力 | 記述 |
法令等は令和7年1月1日に有効なものなります。
第二次検定 合格基準
施工管理法の単一試験となり、60%で合格とされています。
第二次検定 | 得点が60%以上 |
通常現場施工をされている方は、出題内容の把握が安易かと思いますのが、旧受検資格(卒業後の実務経験)で受検される方で過去の経験を記載する場合、現行法に則っていないケースも散見されます。十分な対策をお勧めします。
第二次検定 合格率
国土交通省・試験機関が発表しているデータを加工しました。
年度 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
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令和6年度 | 8,736 | 6,661 | 76.2% |
令和5年度 | 7,194 | 4,471 | 62.1% |
令和4年度 | 6,618 | 3,769 | 57.0% |
令和3年度 | 4,540 | 3,330 | 73.3% |
令和2年度 | 8,211 | 5,018 | 61.0% |
令和3年度は、一次試験の合格基準が厳しくなったため、二次試験の受検者数が大きく減少。そのため、受検者の平均実力が高く、合格率が跳ね上がったと考えられます。
しかし、最近の傾向からみると、問題形式の見直しや問題傾向の安定化、受験者数の増加による母集団の底上げが、合格しやすい環境を生んだと推測される 。
今後は、複数分野を横断的に扱う総合問題が増え、幅広い知識と臨機応変な対応力が試されることになる可能性もある。
第二次検定 受検資格
令和10年度までの間は、経過措置として、制度改正前の受検資格要件(以下「旧受検資格」)による第二次検定受検も可能です。
令和6年度から10年度までの間に第二次検定を受検していれば、令和11年度以降もひきつづき第二次検定の再受検者として受検申請をすることができます(欠席者を含み、辞退者は除く)。
- 旧 受検資格(令和10年度まで)
- 新 受検資格
旧受検資格
- 第一次・二次同時申込みの方
- 昨年度までに第一次検定合格された方で、下記卒業後の実務経験がある方
学歴・称号・資格 | 必要実務経験 (※1) | ||
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指定学科 | 指定学科以外 | ||
大学 専門学校の「高度専門士」 | 卒業後 3年以上 | 卒業後 4年6ヶ月以上 | |
短期大学、高等専門学校(5年制) 専門学校の「専門士」 | 卒業後 5年以上 | 卒業後 7年6ヶ月以上 | |
高等学校、中等教育学校 専門学校の専門課程 | 卒業後 10年以上 | 卒業後 11年6ヶ月以上 | |
その他(最終学歴問わず) | 通算15年以上 | ||
技能検定合格者 職業能力開発促進法による技能検定のうち検定職種を 1 級の「配管」(建築配管作業とするものに限る)とするものに合格した者 | 10年以上の実務経験年数 ただし、職業能力開発促進法施行規則の一部を改正する省令(平成15年12月25日厚生労働省令第180号)の施行の際、既に 1 級の「配管」を取得していた方は、実務経験の記載は不要です。(改正前の職業訓練法施行令(昭和48年政令第98号)による「空気調和設備配管」若しくは「給排水衛生設備配管」又は「配管工」を含む) | ||
合格後5年未満 | 短期大学、高等専門学校(5年制) 専門学校の「専門士」 | 卒業後 9年以上 | |
高等学校、中等教育学校 専門学校の専門課程 | 卒業後 9年以上 | 卒業後 10年6ヶ月以上 | |
その他(学歴問わず) | 通算14年以上 |
※指導監督的実務経験を1年以上含む必要があります。
新受検資格
種別 | 実務経験のみ | 特定実務経験 | 監理技術者補佐 |
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1級第一次検定合格者 | 合格後 実務経験5年以上 | 合格後 特定実務経験1年以上を含む 実務経験3年以上 | 合格後 監理技術者補佐としての 実務経験1年以上 |
1級第一次検定+2級第二次検定 合格者 | 2級第二次検定合格後 実務経験5年以上 | 2級第二次検定合格後 特定実務経験 1年以上を含む 実務経験3年以上 |
試験日程
令和7年度 | 書面で申請 (1次2次 旧受検資格) | 書面で申請 (2次のみ) | ネット申請 (再受検) |
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受検申請書 発売期間 | 4月9日(水)~5月21日(水) | 無し | |
受検申請期間 | 5月7日(水)~5月21日(水) | ||
受検票発送予定日 | 11月17日(月) | ||
試験日 | 12月7日(日) | ||
合格発表日 | 令和8年3月4日(水) | ||
注意事項 | (注)令和10年度までの暫定措置 | 2次を初めて受検される方 | 平成15~令和6年度に本検定を受験された方 |
・ 再受検申込みの申込方法
受検地
札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇の10地区
ご相談窓口
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